SEOノウハウ 2022.09.30
これからSEO対策に取り組む方、過去に書いた記事の順位を上げたいと考えているSEO初心者の方に向けて、上位表示に効果的なタイトルの付け方とポイントを簡単に解説します。
Webサイトの各ページに設置するタイトルタグは、検索エンジンにページの内容を正しく認識させ、検索順位を上位化させる為には重要度が高い要素です。
この記事を読んですぐに実践できることは間違いなしですので、是非最後までお読み下さい。
まずは、タイトルタグがどういった役割を持ち、どのように設置されるのかを確認しましょう。
タイトルタグとは各Webページを作成する際に不可欠なHTMLタグの1つでHTMLの<head>~<head>内の<title></title>とのことを言います。<title></title>タグ中の内容がタイトルとして検索結果に表示されます。
実際に見てみましょう。任意のWebページでマウスを右クリックして「ページのソースを表示」をクリックしたら、下記の図のようなHTMLページが表示されます。
Ctrl+Fで「title」を検索すると、下記の図にある黄色い<title> </title>というHTMLタグが見えます。
<title> 売上0から月商1800万円達成までの楽天ショップロードマップ-第1章【100万円の壁をブチ破れ!編】 – 集客大陸</title>この部分がそのページのタイトルです。
そして、ページタイトルは下記の図のようにブラウザのタイトルバーに表示されます。
SEO初心者の方は、タイトルタグとH1タグをはっきり区別・説明できない、タイトルタグとH1タグは一緒ではないの?と思うことが多いようです。
ここではそれぞれの違いを説明します。
タイトルタグは前述の通りGoogleやYahoo!の検索結果に表示されるものです。
そして、H1タグはHTMLの<body>~</body>中にある最上位の見出しタグで、ユーザーがアクセスしたページの上部に表示されます。記事のページでしたら、H1タグは記事タイトルとなるサイトが多くなります。
下記の図のように<h1>~</h1>内に設置します。
タイトルは検索エンジンやユーザにページの内容を伝える役割があります。その役割を持つタイトルがなぜ上位表示のために重要な要素なのかを、詳しく説明します。
検索エンジンはページの内容を正しく理解したうえで検索結果に表示させます。
そのためには、ページ内の情報がユーザーにとって有益である必要がありますが、その情報の主旨を検索エンジンに伝えるためにタイトルはとても重要です。
前述のように検索エンジンは<head></head>内のテキストを最初に読み取ります。よって、タイトルの内容が検索クエリやページ情報との関連性が高ければ高いほどより検索エンジンに評価されやすくなり、検索順位向上にもつながります。
タイトルの内容は検索ユーザーが最初に目にする情報となります。そのタイトルを見てユーザーがクリックするかどうかを判断するため、タイトルはクリック率やアクセスに大きな影響を与えます。そのため、タイトルに検索ユーザーが入力したキーワードや検索意図に合った情報を含めることでクリックされる比率が高くなります。
タイトルを変更しただけで、クリック数が1.5倍になった事例等もたくさんあります。
以下の記事で事例を紹介しています。
SEOに効果的なタイトルの付け方とは? 合計クリック数が1.5倍になった事例をご紹介!
上記ではタイトルの重要性を説明しました。ここでは、対策ページが上位に表示されるように、効果的なタイトルを作成する際に押えておきたい3つのポイントを紹介します。
対策ページの順位を上げたいなら、上位表示を目指したい検索キーワードを左側に入れておきましょう。
検索エンジンクローラーは左(上)から順にページ情報を読みとります。そのため、対策キーワードを左側に入れておくと、検索エンジンクローラーに強調したいキーワードで評価されやすくなり、上位に表示される可能性が高くなります。そして、人の視線も左側から見ますので、情報が検索ユーザーの目に留まりやすくなります。
タイトルはユーザーにとって一番目につく、重要な情報ですが、記事本文もユーザーの検索意図と相違ないかを改めて確認しましょう。クリックされてもタイトルと内容に乖離があり、すぐに離脱される等を繰り返すと、時間が経つと検索エンジンクローラーがユーザー意図に合わない、ユーザーにとって価値がない情報と認識されて、SEO評価が低くなります。従って、そのキーワードを検索したユーザーが求める情報であるかを意識しながらタイトルを作成し、ページの内容も見直しましょう。
タイトルの文字数は、30文字程度に押さえて作りましょう。タイトルの文字数が長すぎると、タイトルの後ろの部分が下図のように「…」と省略されて表示されます。そうすると、情報がユーザーに十分に伝わらず、上位に表示されたとしてもページにアクセスせずにスクロールされる可能性があります。
30文字程度と表現しましたが、タイトルの文字数はデバイスによって異なります。PCの場合、一番最適な文字数は32文字以内です。スマホの場合は35文字以内が適切です。よって、タイトルの文字数を30文字程度に押さえれば、検索ユーザーのデバイスと関係なく全文が表示され、情報が伝わりやすくなります。
タイトルを決める時に、4つのポイントを確認した上で進めましょう。
競合記事と同じタイトルをつけると、検索エンジンクローラーにコピーや同じテーマのページのため両方を上位に表示させる必要はないと判断され、順位が上がりにくくなります。そこで、キーワードを絞り、検索ユーザーの意図を考えながら、競合記事より魅力的なタイトルを作りましょう。
また、競合記事を確認し、どんなタイトルでどんな内容のページが上位に表示されているかを記事作成の前に確認していない場合はそこから始めましょう。
ユーザーが検索結果を見て、具体的な数字やメリットを入れているタイトルに目を向けて、クリックしたくなります。
例えば、「売上0から月商1800万円達成まで」、「1ヶ月でTOEIC700点」のように具体的な数字が入っているタイトルと、「売上を上げる方法」「TOEICの点数を上げる方法」のようなタイトルと比較すると、具体的な数字が入っているタイトルのほうがクリックされやすくなります。それは、ユーザーが「この記事を読めばどんな情報が手に入るか」が解りやすいからという点が考えられます。自分が欲しい情報だと思い、クリックしたくなります。
しかし、注意してほしいことは具体的であれば具体的であるほど、ターゲットユーザーは少なくなります。それは「TOEIC900点」のユーザーが「1ヶ月でTOEIC700点」の記事をクリックするかを考えるとイメージしやすいと思います。具体的な数字を決める際はこの点も意識しましょう。また、サイトの各ページに異なるタイルをつけることもお忘れなく。そうしないと、同じクエリに対して同じサイトのページが複数表示され、検索エンジンは情報が重複していると認識されます。
タイトルに検索ユーザーに利益を得られる情報を入れたかどうか確認しましょう。
検索ユーザーはベネフィットの内容が入っているタイトルを見て自分がホントに知りたい内容だと思ってクリックしたくなります。
例えば、「初心者でも3分でわかるWebマーケティングの基礎知識」、「痩せるためのたった”3つ”の習慣を徹底解説」などの、「簡単」「短い時間」「たった”3つ”の習慣」のような他の記事と比較された際にユーザーにより良い情報であるとはんだんしてもらえる情報を含めるということです。
ベネフィットが伝わらないタイトルは競合ページと比べ、クリック率が低くなりますので、ベネフィット情報があるかをしっかり確認しておきましょう。
タイトルに記号を付けると、検索結果画面で目立たせユーザーの視線を誘導でき、対策ページがクリックされやすくなります。よく見られるのが【】!?という記号です。とはいえ、これれらの記号はそれぞれ1文字として数えられますので、詰め込みすぎないようにしましょう。
また、句読点をタイルに入れることはなるべく避けましょう。句読点を入れても目立たないことと、句読点は区切りの役割を持つため30文字程度のタイトルに句読点を使用しないと読みづらいと思う場合は、良いタイトルとは言えないでしょう。
対策ページを上位に表示させるためには、さまざまな要素を検索エンジンに最適化させる必要がありますが、最も大切なことはユーザーに有益な情報があると理解してもらいクリックしてもらうこと。そのため検索結果画面に最優先表示されるタイトルから最適化するのがおススメです。
上記で述べたように早速タイトルを作成・修正し、順位の推移を見守りましょう!
今回はタイトルにフォーカスしましたが、以下の記事ではSEO初心者にもSEO対策の豊富さを解りやすく、まとめています。
タイトルだけではなく、サイト全体のSEO対策にチャレンジされる方は、是非一度じっくり読んでいただき実施してみてください。
SEO対策とは?初心者にも分かりやすく対策方法を解説!【2022年版最新攻略ガイド】
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全日本SEO協会1級、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資)取得。成果に直結するように、WEBマーケティングの知識を使用して、常に最善をつくし、お客様と向き合っています。
Googleの検索アルゴリズムに精通し、様々な角度から最適化の改善を行っています。コンテンツマーケティングに強く、記事のご提案でサイトのコンバージョン率をアップさせます。