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SEOのアップデートの歴史とこれからのSEO対策について【2020年最新】
こんにちは。S&Eパートナーズの三宅です。
最近はSEOの順位を見ていると、Googleの検索アルゴリズムの変更、コアアップデートが行われ、その頻度も増えてきているように感じます。
検索順位の変動に一喜一憂されているWeb担当者や広告代理店の方々も多いのではないでしょうか。
「今」のSEO対策をしているだけでは、アップデートが起きた際に順位が下落する可能性があります。
ユーザーニーズに応えるためのGoogle検索エンジンの過去のアップデートからGoogleの本質的な方針を理解し、未来のアップデートにおいてSEO評価を得るための準備をしましょう。
この記事では、2010年以降に行われたアップデートの内容をおさらいし、今後のGoogleの動きについての予測をまとめます。
SEOという考え方のはじまり
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では検索エンジン最適化と呼ばれています。
SEO対策という言葉をわかりやすく一言で表すと「WEBサイトを狙ったキーワードで検索結果の上位に表示されるために行う一連の施策」のことです。
つまり、SEOやSEO対策という考え方は、一般の人々にインターネットが公開された黎明期、日本でいえば1996年4月Yahoo! JAPANの検索サービスが始まったときに生み出されたものになります。
そのため、厳密にいうと、Microsoftが提供するBingや中国の百度(バイドゥ)といったようなGoogle以外の検索エンジンについても、それぞれのSEO対策があるということです。
ただ、日本の実情をみると、PCでのGoogleのシェアは88.17%、モバイルでは99.30%ということがわかっており、SEO対策=Google対策であると言えます。※yahoo!の検索エンジンはGoogleのアルゴリズムを採用しているため、合算されています
参考:世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】
SEOの歴史
SEO対策=Google対策であることを先にお伝えしましたが、常にユーザーの利便性を追求してきたGoogleはその検索結果をよりよいものにするために、様々な改善、アップデートを行ってきました。
その中でも直近で行われてきた大きなアップデートについてご紹介します。
パンダアップデート
パンダアップデートは、英語圏で2011年2月24日(日本では翌年の2012年7月18日)に最初のアップデートが実施されました。
Googleの目的は、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位を上げることでした。
当時は
盗用されたWEBページ
品質の低いWEBページ
のような低品質なページが検索結果に増えてしまいました。
※主に以下のようなページを低品質なページといいます。
- E-A-T(専門知識、権威性、信頼性)が乏しい低いページ
- メインコンテンツの文字数が少なかったり、内容が薄いページ
- メインコンテンツのタイトルが誇張されていて、実際のページ内容とタイトルの整合性がとれていない
- 広告、サブコンテンツといった、メインコンテンツ以外の情報が中心になっている
パンダアップデートはこれらの低品質なページやサイトを排除し、ユーザー体験を向上させる目的で実施されました。
パンダアップデートは1回限りではなく、小さなアップデートを含めると2015年7月まで28回行われ、2016年にはGoogleのアルゴリズムとして組み込まれることになりました。
パンダアップデート前のSEO対策というのは
①キーワードの入れ込み
②被リンク対策
が主流でしたが、これ以降、SEO対策も本来のGoogleの意向である記事の質といった
「ユーザーのため」の施策に重点が置かれるようになりました。
ペンギンアップデート
ペンギンアップデートは、最初に2012年4月24日にアップデートが実施されました。
その後、複数回実施され、2016年9月のアップデートを最後に、コアランキングアルゴリズムに統合されました。
このアップデートでのGoogleの目的は、ブラックハットSEOを行っているサイトの検索順位を下げ、ホワイトハットSEOを行っているサイトの検索順位を上げることです。
ブラックハットSEOとは、コンテンツの質や利便性を無視した、検索順位を上げることだけを目的とした施策のことで、それに対してホワイトハットSEOとは、良質なコンテンツの作成、サイトの見やすさや表示スピードの改善など、ユーザーと検索エンジンの両方に良い結果をもたらす施策のことを指します。
そして、このアップデート以降、ユーザーのためにならない施策、例えば自作自演の外部リンクなどは無効、またはマイナスの効果が働くようになりました。
自然言語処理技術BERTとは
BERTは、Googleが2018年に発表した自然言語処理技術のことで、この技術を検索サービスに取り入れることを2019年2月15日に発表しています。
これにより、Googleの検索エンジン(AI)はキーワード単位ではなく、文章単位で意味を理解し、求める情報を検索ランキングの上位に表示できるようになります。
つまり、Googleの人工知能(AI)がより正確にユーザーの検索意図を汲み取ることができるようになるということです。
これからのSEO
Googleの検索エンジンの進化の歴史を見ていくと、常に「ユーザー本位」となる検索結果を目指してアップデートされていることがわかります。
そして、2020年現在、外部リンクやキーワードの詰め込みといった対策やブラックハットSEOは効果が無くなりつつあり、機会学習機能がより進化すると、コンテンツ自体も内容の薄いものでは、SEO上位化が難しくなります。
つまり、今後のSEO対策において、より記事の質、コンテンツの内容が重要になってくるといえるでしょう。
まとめ
これまでGoogleのSEOに関する歴史を直近の大きなアップデートから遡ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
Googleはさまざまなアップデートを実施していますが、その本質は変わっておらず、ユーザーにとってためになる、良い検索結果を返すことです。
そしてサイトを運営する側には、今まで以上にユーザーのためになる記事、つまり高品質なコンテンツを作ることが求められています。
だからこそ、弊社も質を保証した記事をクライアントに提供できるよう、以下のようなサービスを提供させていただいています。
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弊社としても、ただGoogleの検索エンジンを攻略するのではなく、世の中に真に役立つ情報を発信し、その上でクライアント、またユーザーのためにもなる価値提供を引き続き行っていきます。