ネット集客 2020.10.30
こんにちは。S&Eパートナーズ株式会社の三宅です。
今回は自社サイトでの集客をこれから始めようと考えられている方向けに、SEO対策やリスティング広告の運用に役立つ初心者向けツールをご紹介いたします。
SEMツールの前に、そもそもSEMとは何かわからない方も多くいらっしゃるかと思いますので、SEMの定義から詳しくご説明いたします。
SEMとはSearch Engine Marketingの略で、検索エンジン上で行うマーケティング全般を指します。
SEMは、よくSEOと勘違いされることが多いですが、厳密にはSEMとSEOは異なります。
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化を意味し、自社サイトやブログを自然結果で上位表示させるための施策全般のことを指します。
つまり、SEMの中にSEOが含まれる包含関係にあります。
一般的には、SEO対策とGoogle広告を合わせてSEMと認識されている方が多いです。
しかし、検索エンジンは日々進化を遂げており、最近では検索結果上は「自然検索」や「リスティング広告」だけでなく、「Googleしごと検索(Google for Jobs)やGoogleマップの情報が表示されることも多く、広義で言えばそれらの対策を行うこともSEMと言えるでしょう。
その名の通り、SEMを助けるためのツール全般を指します。
SEMツールにはGoogleが提供している、グーグルサーチコンソールやグーグルアナリティクスといった無料ツールもあれば、キーワードの順位を測定するGRCや、競合サイトの情報が分析できるパスカルという有料ツールもあります。
サイトやランディングページを作成したばかりという方や、web集客はこれからという方は、まずは無料ツールを駆使して市場やニーズの分析を行ったり、検索結果で上位表示をしたいキーワードを探したりするのがおすすめです。
無料ツールといえど、有料ツールに実装されている機能を持つツールばかりのため、安易に有料のものを使う前に、一度無料のツールを調べて試してみましょう。
SEMツールを使う際のメリットは、大きく二つあり、ひとつは「数字で客観的な判断ができる」というところにあります。
自分がまったく興味のない市場でも、実際の検索ボリュームを調べてみると、実は世の中の多くの人が興味を持っている場合があります。
このように実際の数字が見ることで、事実がわかり、その後の客観的な判断が下せるようになります。
二つ目は、「アイデアのきっかけとなる情報を探す」というところにあります。
SEMツールを使うことによって思いもよらなかった情報や数字が出てくることがあるため、その度に新しい発見や、次につながる施策を思いつくきっかけになることがあります。
SEMツールを使うことのデメリットは「情報が多すぎる」ことです。
SEMツールは、様々な統計や分析結果を情報として出してはくれますが、今必要ではない情報も出てくるため、その情報は自分に必要な情報なのかを判断する必要があります。
始めのうちはその情報が何を意味するのかわからなかったり、意味を取り違えたりすることもあるかと思いますが、ゆくゆくはツールを使いこなし、情報を選別できるようになることが大切です。
今回は
「サイトやランディングページをこれからつくろうと考えている」
「自社サイトへの流入がほとんどないのでSEO対策はこれから」
というWeb集客超初心者のために、SEO対策を始めるなら絶対に使うべき無料ツールを3つ厳選してご紹介いたします。
GoogleトレンドはGoogleでの検索キーワードに対する人気度の推移を調べることができる無料ツールです。
特に新しいサービスを始められる前や自社サイトでの集客を始める前に、実際の市場ニーズを調べることができます。
例えば、現在コロナによって需要が伸びている、落ちているなどの動きも、検索キーワードの推移によって調べることができます。
厳しい世界情勢の中、あらゆるモノ・コトがオンライン化しており
○○×オンラインというカテゴリーの需要は間違いなく高まっています。
しかし、実際に自身が今飛び込もうとしている市場やビジネスモデルにおいて、本当に需要は高まっているのか?というところは数値で見ると、実際にはまったく逆であることもあります。
実際、とあるオンラインサービスを新しくはじめようとされている会社様に、市場感をおまとめし、戦略全般の話をする機会がありましたが、その際にGoogleトレンドで確認をすると、需要は伸びておらず、むしろ市場も数年前から先細りしているのが数値として見て取れました。
もちろん事業を始める際には他にも重要な判断材料はあります。
ニッチ市場や商材であるが故にお客さんを囲みやすかったり、利益率が高くビジネスとして成り立つといったこともあるでしょう。
しかし、まだ何も情報がない場合は、Googleトレンドのようなツールからニーズを数値で客観的に捉えることも重要です。
キーワードプランナーは、記事コンテンツ作成や広告配信のためのキーワードを見つけたり、キーワードごとの月間検索数(検索ボリューム)を確認したりすることができるツールです。
Web集客の王道はSEO対策とGoogle広告ですが、すべては「キーワード選定」から始まります。
キーワードプランナーでは、「新しいキーワードを見つける」で自身が思いつかない関連するキーワード(ニーズ)を見つけることができます。
また、それらの「検索ボリュームと予測データ」も確認ができるため、SEO対策やGoogle広告で配信をする際には必須のツールです。
こちらのSEMツールは少し前に名前が変わりましたが、キーワードプランナーと同じように関連するキーワードを表示してくれます。
しかしキーワードプランナーと異なる点として、より多くの関連キーワードを出してくれるので、一覧で見たいときに役立ちます。
また、他にも異なる点があり、
各プラットフォームで出てくるサジェスト(関連語)を一覧化
・Google
・bing
・youtube
・Amazon
・楽天
他
など、別の角度からキーワードを探してくることも可能です。
Amazon・楽天といったECモールでは、品番などの検索が多い傾向が見受けられるなど、こうした別の切り口からのキーワード調査ができます。
実際に、具体的な商品を探している検索ユーザーはGoogle検索でも品番で調べることがあります。
そしてそうした品番は見込み客の角度が高いわりにSEO対策の難易度がそこまで高くない場合も多いため、対策を行うにはピッタリの場合もあります。
これまで初心者向けのSEMツールを3つご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ここから、実際に自社サイトを運営し、サイトの数値を見るためにグーグルサーチコンソールやグーグルアナリティクス等を駆使し、分析をするのですが、まったくWebの知識の無いSEO初心者だとこのあたりから難しいと感じ、拒否反応が出てくるかもしれません。
さらに踏み込んだサイト分析やSEO対策は自社内で完結するよりもはじめはプロに任せて、どのような分析をし、数値を見ているのかをノウハウを盗むつもりで活用するといいでしょう。
SEMツールのデメリットで挙げたように、実際に自分でSEMツールを使って分析を始めても、どの情報が大切でどこを直せばいいのかわからない…という方は弊社のSEO対策無料診断をご利用ください。
S&EパートナーズではSEO対策無料診断も行っております。SEO対策無料診断では、視覚的に改善箇所がわかるバブルチャートや、各改善箇所の順位への影響度が記載されたSEO対策無料診断資料をお送りいたします。希望のキーワードとサイトをお伝えいただけましたら、S&Eパートナーズが診断内容を基に、具体的な改善施策を別途資料でお送りいたします。資料を参考に改善を実施してみたり、「自社ではこれ以上のSEO対策は難しそうだな」と思われたなら、そのままSEO対策のご依頼をしていただいても問題ございません。
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全日本SEO協会1級、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資)取得。成果に直結するように、WEBマーケティングの知識を使用して、常に最善をつくし、お客様と向き合っています。
Googleの検索アルゴリズムに精通し、様々な角度から最適化の改善を行っています。コンテンツマーケティングに強く、記事のご提案でサイトのコンバージョン率をアップさせます。