SEOノウハウ 2024.07.26
SEO対策の中でもhタグの設定は、基本的かつ重要な要素です。
なかでも、h1タグはタイトルタグの次に重要と言われ、弊社でもh1タグの最適化は最優先事項となっています。
しかし、ご依頼いただく案件の中で、このh1タグの最適化がしっかりとできているサイトは意外と少ない印象です。
そこで、h1タグの最適化がどれほど重要か、20年以上のノウハウをもつS&Eパートナーズが、h1タグ最適化だけで83位から8位になったSEO対策の事例をもとに解説します。
h1タグ最適化だけで検索上位となったお客様の事例は、以下の通りです。
ご紹介する事例のお客様は、大阪で法人向けの産業廃棄物処理を運営している会社です。
以前より、『競合サイトを参考にしつつサイトにサービスの詳細を載せたり、SEO対策を行なったりしているが、対策キーワードである「産業廃棄物 大阪」の順位がなかなか上がらない』とのご相談を受けました。
サイトを調べてみたところ、ページの大見出しにあたるh1タグがヘッダーにあるロゴ画像に設定されており、それがサービスページやFAQページ問わず全て同じh1タグとなっていました。そこで、以下の3つの施策を提案しました。
▼ヘッダーのロゴ画像例
全ページ同じh1タグであるということは、検索エンジンに全てのページの主題が同じであると伝えていることになります。つまり、全ページ同じh1タグにしてしまうとh1タグ本来の役割である大見出しとしての機能や、それぞれのページの内容を明示する役割が損なわれてしまうのです。
そこで、全ページに共通して設定されていたロゴ画像のh1タグを削除し、異なる見出しテキストに再設定することで、検索エンジンにページ内容を正しく伝えられる旨の施策を提案しました。特に上位化させたいサービスページ、今回の事例では「廃棄物・不用品の持ち込み」ページへの見出しタグ設定は、非常に重要です。
また、今回のお客様の事例では該当しませんでしたが、hタグを最適化する際によくある注意事項もあわせてご紹介します。
■1.1ページにh1タグが複数設定されていないか
同一ページ内にh1タグを複数個設置してしまうと、検索エンジンが混乱してしまいます。h1タグの役割はそれぞれのページがどのような主旨をもっているか明確にすることなので、同一ページにh1タグは1つまでにしましょう。
■2.hタグが順番通りに設定されているか
hタグには階層があり、h1~h6までしっかりと順番を守る必要があります。この階層は、それぞれの見出しの重要度を検索エンジンに伝える役割があるので、順番がバラバラであるとページの構造が正しく伝わりません。
上記のh1タグに関する施策を行なった結果、対策キーワード「産業廃棄物 大阪」は83位から8位に大きく順位を上げ、上位化することが出来ました。
今回の事例では、h1タグの適切な設定がいかに重要なのかをお伝えしましたが、特にh1タグをロゴに設定しているサイトは多いのでそれが全ページに及んでしまうとh1タグ本来の役割を果たせなくなる点には注意が必要です。
いまさら全ページに設定したh1タグを修正するのは、工数を考えると難しいと躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、今回の事例のように大幅に順位が上がる可能性を秘めている施作でもあるため、ぜひ検討してみてください。
それでも、「コーディング作業の人出が足らない」「タグの設定方法が分からない」などサイトの修正やSEO対策についてお悩みがあるなら、ぜひS&Eパートナーズにご相談ください。
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毎日100サイト以上の順位変動を確認。サイトごとに必要なアプローチについて考え、管理を行っています。
全日本SEO協会1級、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資)取得。成果に直結するように、WEBマーケティングの知識を使用して、常に最善をつくし、お客様と向き合っています。
Googleの検索アルゴリズムに精通し、様々な角度から最適化の改善を行っています。コンテンツマーケティングに強く、記事のご提案でサイトのコンバージョン率をアップさせます。